【経営者必見】2026年カレンダー速報！営業日数が「減る」事実に備えよ。24〜26年徹底比較

――給与は同じでも、売上を作る日は減る？「11年ぶりの大型連休」がもたらす天国と地獄

もうすぐ12月。年末調整の準備と並行して、頭の中は「来年の事業計画」でいっぱいではないでしょうか？

「2026年はどんな年になる？」と考えるとき、まず見るべきは「カレンダー」です。
なぜなら、多くの会社で人件費や家賃などの「固定費」は毎月一定ですが、売上（粗利）を作るための「営業日数」は、暦によって大きく変動するからです。

今回は、2026年のカレンダーを紐解き、過去2年と比較しながら、「来年は稼ぎやすい年なのか、厳しい年なのか」を税理士目線で分析します。

1．【結論】2026年はBtoBに厳しく、BtoCに優しい年

先に結論をお伝えすると、2026年は明確に「休日の多い年」になります。
これは、飲食・観光・サービス業にとっては「書き入れ時」が増えることを意味しますが、平日稼働がメインのBtoB企業や製造業にとっては「同じ給料を払っているのに、稼働日が減る＝利益率が下がりやすい」ことを意味します。

2．【データ比較】2024年〜2026年の「稼働日数」一覧

実際に数字で見てみましょう。土日祝を休みとした場合の比較です。

3．BtoCは大チャンス！「11年ぶりの大型連休」が復活

一方で、店舗ビジネスや観光業にとっては、2026年は「当たり年」と言えます。最大の目玉は、秋の「シルバーウィーク」です。

(1) 11年ぶりの「秋の5連休」が出現

2015年以来、なんと11年ぶりに9月の大型連休（シルバーウィーク）が復活します。
「敬老の日」と「秋分の日」の間に平日が1日挟まることで、オセロのように休日（国民の休日）に変わるためです。

• 9/19 (土)
• 9/20 (日)
• 9/21 (月) 敬老の日
• 9/22 (火) 国民の休日
• 9/23 (水) 秋分の日

この「5連休」は消費マインドを大きく刺激します。今のうちから9月の販促計画を練っておく価値があります。

(2) GWも安定の5連休。週中の中休みも多い

ゴールデンウィークも、5/2(土)〜5/6(水)まで綺麗に5連休となります。
また、2026年は週の半ば（火・水・木）にある祝日が多く、飲食・サービス業にとっては「平日なのに売上が跳ねる日（祝前日）」が増える傾向にあります。

4．若手税理士からのアドバイス「カレンダーを経営の武器に」

「なんだか今月は売上が足りないな…」と月末に慌てる経営者様によくあるのが、「実はその月、稼働日が少なかっただけ」というケースです。

事業計画を作る際は、前年同月比をただ横に伸ばすだけでなく、必ず「カレンダー上の日数」を加味して補正をかけてください。

• BtoB企業は、稼働日が減る分、時間当たりの単価アップや業務効率化を今のうちから進める
• サービス業は、9月の大型連休に向けた人員確保と資金繰りを早めにシミュレーションする